きもの雑学あれこれ

下手の長糸、上手の小糸

下手の長糸、上手の小糸

  裁縫をする時、何度も糸通しをすることを面倒に思って糸を長くとると途中で糸がもつれたりして手間取り、結局時間をかけることになってしまいます。それに対し、裁縫の上手な人は適当な長さの糸を針に通して器用にこなします。ここから転じて、上手な人ほど仕事に無駄がないことを意味するようになりました。

このコーナーでは着物にまつわる雑学をご紹介していきます。着物から生まれたことわざや習慣は身のまわりにたくさん。その意味を知り、ルーツをたどることで、着物がより身近な存在になるのでは?