きもの雑学あれこれ

故郷へ錦を飾る

故郷へ錦を飾る

錦とは、金銀を含む色糸を使って織った高級な絹織物のこと。

よれよれの着古した着物で故郷を離れ、都会で一生懸命頑張って働いた結果、立派な着物を着られるようになって帰郷することから「故郷へ錦を飾る」というようになりました。

実際に錦や金銀財宝などでキラキラに飾り立てるわけではなく、仕事などで大きな成功をおさめて堂々と故郷へ帰ることを意味します。

このコーナーでは着物にまつわる雑学をご紹介していきます。着物から生まれたことわざや習慣は身のまわりにたくさん。その意味を知り、ルーツをたどることで、着物がより身近な存在になるのでは?