きもの雑学あれこれ

帯は感情を表現する

帯は感情を表現する

帯は“後ろの顔”ともいわれ、きもの姿に重要な役割を果たします。うれしいとか悲しいとか、感情を表現することもあり、「むしろを着ていても帯は錦」といわれるほど帯の合わせ方次第で、きものが決まるのです。これだけ重要な役割を果たす帯ですが、帯にまつわる言葉は意外と少ないです。代表的なことわざとして、「帯に短し、たすきに長し」…帯には短くて使えないし、たすきにするには長くて邪魔になる。物事が中途半端で結局何の役にも立たないことのたとえとして使われます。

このコーナーではきものにまつわる雑学をご紹介していきます。きものから生まれたことわざや習慣は身のまわりにたくさん。その意味を知り、ルーツをたどることで、きものがより身近な存在になるのでは?